TOP500コンテンツクリエイターEskayが今のオーバーウォッチの問題点を語る

海外の人気コンテンツクリエイター（Youtube 22.9万人、Twtich 15.9万人）Eskay氏が、現在のオーバーウォッチがなぜ面白くないのかについてまとめた動画を投稿しました。

OW2開発者の1人、サーバーエンジニアMaddren氏も本動画を視聴し、Eskay氏の意見についてほぼ同意。TOP500プレイヤーが抱える固有の問題や改善案についてメモを取ったとしています。

Eskay's video is excellent. I pretty much completely agree with all of the pain points she brings up. Most of it wasn't surprising to me, but she articulated a few issues specific to Top500 players in ways I hadn't considered before. Definitely took some notes! https://t.co/XELTY2zBsi

— Morgan Maddren (@SrslyPaladin) August 24, 2023

Eskay氏が語るオーバーウォッチの問題点

• 5勝15敗で更新されるランクシステム
• リージョンロック問題
• TOP500帯で現在起こっていること
  • TOP500の価値が低くなった
  • SRの廃止や個人ランク表記廃止について
  • 低レートプレイヤーとのDUO問題

5勝15敗で更新されるランクシステム

• ランクが更新されるのは5勝毎または15回負けた時だけです。15敗というのは、5勝する前に15敗してしまったときのためにある感じ。私はずっとランクを回してるが、そんなこと（15敗すること）はほとんどない。
• このシステムの目的は、プレーヤーのプレー意欲を高めると同時に負けたという感覚を減らすことである。ゲームに負けても数字が下がるのを見る必要はない。カードの負けに小さな数字が追加されるだけだ。
• しかしカードのプロフィールが更新されないのに実際には（内部レートは）更新されている。例えば 4勝13敗で、9ゲーム差ならおそらく2ランクほど（内部レートが）ダウンし 2ランク下の試合に出場することになる。
• ほかの対戦ゲームでは1勝1敗で数字が変動する。そしてそれを常に確認することができる。
• 内部レートが高い試合や低い試合に入れられた場合、ゲームがこの試合で良い戦績が出せるのかと言ってるのか、キャリーしろと言ってるのかが分かるし推測することができる、しかしオーバーウォッチはそうではない。
• 結果としてゲームがおかしいと思ってしまう。
• 負けたという感覚を減らすことが目的だが、逆にモチベが下がることもある。5勝する前に10連敗したらどうだろうか。ランク下がることが待っていることを知りながらの勝利は超ストレスだ。
• さらに4勝0敗のときのことも考えよう。他のゲームであれば4勝したらその分レートが上がっていく様子が見れる。しかし8連敗して5勝8敗になると、結果レートが下がった結果しか見ることができない。もしかしたら自身の最高ランクに到達したかもしれないのに全く見ることができないのだ。

リージョンロック問題

• オーバーウォッチは地域を選択する機能を削除した。もし別の地域でプレイしたり、東海岸のプレイヤーとして西海岸のゲームをプレイしたい場合、またその逆の場合はサードパーティのVPNを購入しなければならない。
• 高レート帯になってくるとVPNは必須になる。理由はマッチ待機時間が非常に長いからだ。特にTOP500帯では悪名高い問題で、20または30分を超えることは、プレイヤー人口が増えない理由でもあるだろう。
• なぜ2つのコミュニティが完全に分離されているのか、私には奇妙に思える。

TOP500の価値が低くなった

• OverWatchランクの頂点であり、すべての試合がうまくいき、常に良いチームメイトがいて、みんなが来て勝ちたがる約束の地であり、かつてはそうであったはずだ。 みんなが勝つために一生懸命になるゲームなんてめったにない。でも今はプロプレイヤーでさえボイスチャットに参加しなくなった。自分が満足できるピークに達した後は誰もプレイしないし、プレイする人はいつもサブアカウントを使っている。
• 長い間トップ500にいる僕らにとって、トップ500に入るという行為は全く重要ではなく何の意味もない。重要なのはトップ500の中でどれだけ上位に入るかということだ。
• しかし上位に入賞しても、得られるのは500位以内のチャレンジャーのタイトルだけだ。しかもシーズン最初に最速で25勝（50勝）に到達すればダイヤモンドプレイヤーですらTOP500と名乗ることができる。
• OverWatch 1の時代にはトップ10に入るためには勝率70以上を維持する必要があったが、OverWatch 2でははるかに簡単になった。多くのプレイヤーが最高レベルの勝率を維持できるようになり、誰が一番強いかではなく、誰が一番多くプレイしているかということになった。

SR表記の廃止

• SRナンバーを削除したことの副作用は、トップ50で自分より上のプレイヤーとの差を知る方法がないことだ。あと1つ順位を上げるには内部レートを上げるためには何度も勝たなければいけないし何勝しないといけないかもわからない。
• 初代OWであればSRがあったため、例えば4700SRに達成したという結果を聞けば「この人はプロプレイヤーの誰かでおそらくそのシーズン1位だっただろうな」ということが分かる。そして最高SRはTOP500プレイヤーならだれでも自慢にしたい数字だった。

マッチ開始時の個人ランク表記の廃止について

• 昔は、ゲームに参加するとすぐにみんなのランクが目の前に貼り出された。すごいレートの高いLobbyに入ったときは超ハイテンションだったんだ。ランク2のプレイヤーを倒してランク1の座を奪ったり……もう同じことはできない。

低レートプレイヤーとのDUO問題

• デュオシステムに関する奇妙な癖があり、一部の問題あるプレイヤーがこれを悪用しています。
• gm4のような低ランクの人とデュオを組むと、Qタイムが速くなるだけでなく、ゲームがとても簡単になります。

TOP500ラダー上位10位を独占したサウジアラビアの英雄YZNSA氏も常に低GMアカウントのマーシーとDUOを行い、付きっ切りのファラマーシーでレートを上げているといわれており、海外コミュニティでは嫌われているプレイヤーの1人です。

Eskay氏が思う改善案

• 5勝5敗システムの変更
• シーズンごとにGM以上の選手をマスター1にリセット
• 新シーズンの初日に500位以内のリーダーボードを発表する
• gm1より上のランクでより難しい（内部レートを上げにくいランクシステム）
• そもそも対戦リーダーボードを開いたときになぜオープンキューが最初に表示されるの？最も競争力のないモードです。