Activision Blizzardは2023年第2四半期決算を公開し「当社のプロesportsリーグに関する協業契約は引き続き逆風に直面している」ことを明らかにしました。各海外メディアが報道した内容を本記事にまとめておきます。
目次
OWL 危機的状況のまとめ
- Blizzardはesports部門の従業員約50人をリストラ。
- OWLからの総収入が同社の純収入の1%未満である。
- 各チームは運営契約についてシーズン終了後に投票を行う予定。
- 各球団が更新された運営契約に基づいて継続することに同意しなかった場合、各参加チームに600万ドルの契約解除料が支払われる。
- 海外メディアThe Vergeは「おそらくフランチャイズオーナー(リーグチームのオーナー)はリーグを続行しないことを選択、600万ドルの報酬を受け取り、オーバーウォッチesportsはフランチャイズ時代に終止符を打つと考えて間違いないだろう。」と報道。
- The VergeはActivision Blizzardがesports部門を完全に閉鎖するのではないかと推測している。
- The VergeのインタビューによるとOWL最高責任者Miller氏は「はっきりさせておきたいのは、オーバーウォッチは2024年以降も競技システムにコミットし続けるということだ。そして私たちは、プレイヤーとファンを最優先とした、グローバルシーンの活性化を目指しています。」と語った。
時系列
- 1月:Blizzardと長年の中国パブリッシング・パートナーであるNetEaseが新たなライセンス契約の交渉に失敗したため、オーバーウォッチやハースストーンを含むBlizzardのいくつかのゲームが中国でサービス終了となった。
- 4月:2023年シーズンの開幕、中国チームの1つである成都ハンターズが東地区リーグに不参加。
- 6月オーバーウォッチ・リーグがフランチャイズ料を免除し、リーグに参加するために各チームが支払った2000万ドルから3500万ドルの手数料の一部をキャンセルした。
- 7月:成都ハンターズが解散。
現在オーバーウォッチリーグに限った話だけでなく、esports業界全体が厳しい状況にあります。OWLが採用するフランチャイズ方式は初代OW時代から不満も多く、OW競技シーンを見ている人なら他ゲームのようなシステムが良いと思った人も多いでしょう。
1ユーザーとしてはOWLがより良い方向へと変革されることを祈るだけです。
引用元:https://www.theverge.com/2023/7/19/23799550/activision-blizzard-esports-layoffs-overwatch-league-owl
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