なぜロックオンしたはずのデッドアイが外れるのか。徹底解説動画が海外で話題に

    オーバーウォッチ2のバグや仕様について、ゲームプログラムや仕組みから徹底的に検証や解説をしてくれるMarblr先生の最新動画「デッドアイはなぜこんなにもミスるのか?」が海外コミュニティなどで話題となっています。

    Marblr先生の動画についての記事

    目次

    デッドアイが外れる理由

    背景

    ヒーローたちのハードポイントについて

    オーバーウォッチのヒーローは単なるモデルやテクスチャではなく、それぞれがユニークな武器を持っています。キャラクターモデルには「ハードポイント」と呼ばれる目に見えない取り付けポイントがあり、パーティクルエフェクト、サウンドエフェクトの配置位置はハードポイントを参照して発生しています。

    キャラクターの口から発せられる台詞や、プレイヤーの頭部を追跡するネームタグもハードポイントを利用して表示。

    デッドアイはハードポイントを利用してロックオン・射撃を行う

    デッドアイは、特定のハードポイントを利用して射線が通っているか、弾丸を射出する場所などが判定されています。すべてのヒーローは胸にID#0001のハードポイントを持っており、デッドアイで撃った弾丸はID#0001に直撃(以下被弾ポイント)。またデッドアイのロックオンインジケーターはヒーローの頭部ハードポイントID#0012に表示されます。

    視線が通っているかの判定は胸と膝でよって行われる

    デッドアイがターゲットにロックオンされているかどうかを判断するために、ゲームは複数の射線チェックを実行します。

    射線チェックには、通常、胸付近の2か所と膝に位置するハードポイントであるLOS(Line Of Sight)ポイントを使用。これらのLOSポイントうち、1つでも射線が通っていれば、ターゲットへのロックオンは開始されます。

    デッドアイ射出時にハードポイントが更新される

    デッドアイはヒーローのLOSポイントを利用してロックオンを行います。しかしデッドアイ射出時に、射出する瞬間のハードポイントに位置を更新してから被弾ポイントに球が射出されます。そのためロックオンできているのに遮蔽に弾が当たるといったことが起こるのです。

    詳しくは下記デッドアイは毎回判定が更新されるにて。

    Favor the shooter(射撃者優位について)

    オーバーウォッチにはFavor the shooterという、撃たれる側が遮蔽物に隠れた瞬間でも、撃つ側視点では遮蔽物に隠れていない場合は弾が当たるという、射撃者優位の設定がされています。

    デッドアイが外れる理由

    • 射線判定と実際に弾が当たる場所のずれ
    • デッドアイのロックオン判定のずれ
    • ヒーローの急激な体勢変化
    • 壁に隠れた瞬間

    射線判定のミスリード

    LOSポイントが膝にあり、被弾ポイントが胸にあるため、画像のようにロックオンできるが実際に弾を撃つと遮蔽物にあたってしまうことがあります。

    看板裏のアッシュには明らかにデッドアイが当たらないような気がしますが、実際には膝のLOSポイントをクリアしているためロックオン可能。弾丸は当然看板に吸われます。

    デッドアイは毎回判定が更新される

    背景で話した通り、ロックオン時と射撃時にハードポイントの更新があります。そしてデッドアイは射出時に毎回ハードポイントの位置が更新されます。

    トレーサーのTポーズ

    ここで問題なのは、初回デッドアイ時はヒーローのTポーズと呼ばれるデフォルトのモデルを参照にしてしまう点と、スリープダーツでヒーローの体勢が大きく変わっているときのハードポイントも判定となってしまうことです。

    実際のヒーローの見た目とハードポイントの判定が違うため、なぜロックオンできないのか・なぜ弾が当たらないのか不可解な現象が起こります。

    初回デッドアイ時

    そのマッチで初めてデッドアイを使うときのハードポイントは、Tポーズの体勢を参照しています。

    例えばジャンクラットは実はヒーローの中でも身長が高い方ですが、彼は猫背なため、実際の胸のハードポイントはかなり低い位置にあります。

    ハードポイント(胸・膝)が見えないはずなのにロックオン可能

    そのため初めてデッドアイを撃つときは、Tポーズジャンクラットの胸のハードポイント(画像の黄色い線)を参照するためロックオン可能。しかしデッドアイ射出時に、現在の体勢でのハードポイントと被弾ポイント(赤い線)が更新されるため、壁に弾が吸われてしまいます。

    1度撃つとロックオンできなくなった

    1度デッドアイを撃つとハードポイントが更新される(黄色から赤い線)ため、Tポーズを参照にしたロックオンはできないように。

    スリープダーツなどでも更新されるハードポイント

    スリープダーツで寝たバスティオンにデッドアイを撃つと、寝ている体勢のハードポイントに更新されてしまいます。これは次にバスティオンにデッドアイを当てるまで更新されないため、右画像のように、胸のハードポイントは見えていますがロックオンできません。

    突然ヒーローの体勢が変わった場合

    デッドアイをかわすマーシー

    今までは遮蔽物によって被弾ポイントが隠れ、デッドアイが外れる話をしてきました。しかし、何も遮蔽がないところでも、直前にヒーローが急激なポーズチェンジをした場合、弾丸が外れることがあります。

    しかし遮蔽なしデッドアイが外れる現象の再現のため、Marblr先生は試しにデッドアイを撃つBOTにデッドアイを撃たせ続けたところ、マーシーがどんな体勢でも百発百中だったそう(本来はこうあるべき)。

    高Ping環境で外れやすいことが判明

    Marblr先生がいろいろと試した結果、Ping 60msあたりから弾が外れることがあり、Pingが高くなるほど外れる可能性が高くなっていったそうです。

    BOTのデッドアイは百発百中だったため、ネットワーク関連プログラムの盲点(不具合)ではないかとのこと。

    ガーディアンエンジェル(GA)だけでなく他ヒーローでも発生

    マーシーのガーディアンエンジェルだけでなく、ソジョーンのスライディング、キャスディのローリング、ルシオのウォールライド、はたまたラインハルトのシャターでこけたときにもデッドアイは外れるようです。

    GAでもハードポイントはもちろん更新

    ガーディアンエンジェル使用中にデッドアイを撃つともちろんハードポイントがGA中のハードポイントに更新されます。当たらないデッドアイのロックオンができてしまう謎の事態に。

    対象が隠れてしまった場合

    背景で話した通り、オーバーウォッチ2にはFavor the shooterがありますが、デッドアイには適用されないとのこと。デッドアイ射撃時に弾丸ポイントが更新されるためだと考えられます。

    高Pingプレイヤーはデッドアイはリロードのためだけに使ってくださいというMarblr先生からのありがたい皮肉(アドバイス)も。

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