ディフェンス・マトリックスまとめ

オーバーウォッチ2は初代と違って基本無料プレイとなったため、より強固な不正行為対策が必要になります。

そこでBlizzardは新しい取り組みとして「ディフェンス・マトリックス」を行い、不正行為に真正面から対処していくそうです。

本記事はそんなディフェンス・マトリックスのまとめ記事となります。

ディフェンス・マトリックスとは？

• 全プレイヤーがポジティブな体験をできる枠組み
• チートや荒らし行為に迅速に対応し、競技レベルの健全性を確保する
• ポジティブかつ建設的なプレイヤーの声がコミュニティの中心となるようにする

ディフェンス・マトリックスの取り組み

SMSプロテクト

• オーバーウォッチ2はBlizzardアカウントと電話番号の紐づけが必要
• 1つの電話番号で複数アカウントを作成不可
• プリペイドやVoIPなどの番号は不可
• 初代オーバーウォッチユーザーもSMSプロテクトの設定が必要

システムデザイン（不正行為対策）

• AIを使ったチート、荒らし行為、暴言チャットの検知
• 音声チャットに文字おこしを実装、通報されたプレイヤーのVCデータを記録して分析
• 音声データは30日しか保存しない

ファーストタイム・ユーザーエクスペリエンス（FTUE）

ファーストタイム・ユーザーエクスペリエンス（FTUE）はオーバーウォッチ2リリース後（10/5）にアカウントを作成した新規ユーザー向けのチュートリアルシステムのこと。

ゲームモード・ヒーローが豊富すぎて、何から手を付けていいか分からない初心者向け。ゲームモード・ヒーローをあえて制限し、徐々にゲームに慣れてもらうための取り組み。

• ゲームをプレイするとゲームモード、ヒーローの数が徐々にアンロックされていく
• ヒーローの全アンロックはおよそ100マッチプレイする必要がある
• ゲーム内チャット、VCも最初はアンロックされていない
• ランクマッチはクイックマッチで50マッチ勝利後に解放
• グループ結成中はFTUEは解除されるためフレンドとのプレイ時は全モードプレイ可能（ランクマッチは不可）

推薦システムの変更

• 3つのカテゴリーを撤廃し1つに統合
• 自チームのみ推薦可能になる
• 推薦レベルが高いプレイヤーはバトルパス XPがもらえる

ライバル・プレイのマッチ開始前画面

• プレイヤーレベルが廃止されたためポートレートの枠も廃止
• ランクマッチ開始時のスキルのティア表示がなくなる
• 称号とネームカードの表示が追加
• マッチ前に味方の実力を判断し明示的・暗示的なバイアスを抱かないようにする

ピン・システム

• 音声コミュニケーション・チームとの情報共有を強化する
• VCに参加したくないプレイヤーも有用なシステムになってほしい

一般チャット

• ゲームメニューの一般チャットを廃止

ディフェンス・マトリックス タスクフォース

• 社内外で精鋭を集めリバースエンジニアリングなどを用いてチート行為を抑制する
• 迷惑行為については社会学の観点から取り組む