レッキンボールのHPは通常700(アーマー100含む)あります。しかし画像の通り、HPが700未満なのに240が最大HP扱いとなり、これ以上HPを回復できなくなる不具合がYoutubeにて報告されています。
この不具合はレッキング・ボールのオーバーヘルスを追加するアビリティ<アダプティブ・シールド>と、キリコのULT<狐走り>のクールダウン時間短縮効果を使うと起こります。
周囲の敵の数に応じて自身に9秒間追加ライフを付与(敵の数:0~5、追加ライフ:100~600)。
最大HP減少不具合の発生方法
このHP減少不具合はフレンドが1人いれば練習場でも簡単に再現できます。
まずは練習場の攻撃してくるトレーニングボットからわざと攻撃を受けます。
レッキングボールがEアビリティ<アダプティブ・シールド>を使用(周囲2体)し、キリコもULT<狐走り>を発動します。
先ほどの攻撃してきたトレーニングボットから離れて、攻撃してこない別のトレーニングボットの側に行きます。
クールダウンが終わったら再度Eアビリティ<アダプティブ・シールド>を使用(周囲1体)。追加ライフが時間経過により無くなると、なぜか最大HPが減った状態になります。
この不具合が発生すると、デスしてリスポーンしなおしても最大HPは減ったままになります。ヒーローの変更を行うと最大HPは元に戻るようです。
オーバーウォッチは1マッチだけでも複数回のチームファイトが起こるゲームであるため、意図せずとも偶然この不具合が発生することもあるでしょう。
実際にとある海外プレイヤーは画像のように最大HPが379まで落ちてしまっています。
なぜこの不具合が発生するのか
- キリコULTで<アダプティブ・シールド>のクールダウンが、追加ライフ持続時間より短くなっている
- レッキングボールのHPが削れている
- 1回目の<アダプティブ・シールド>の追加ライフよりも、2回目の追加ライフが少ない状態
オーバーウォッチ2のヘルスシステム
オーバーウォッチ2では、最大HPと現在のHPをヘルスプールという管理システムを採用。シールド、アーマー、追加ライフについて各プールが個別に設定されており、それぞれ現在の値や効果時間などが適切に管理されています。
ヘルスプールシステム上では、1回目に追加ライフが残っている状態で、2回目の追加ライフが付与されるとヘルスプールがいくつか更新されます。問題は、このときになぜか最大HPが更新される点です。
詳しくはYoutube動画を見てほしいのですが、1回目の追加ライフを付与したときの現在HP(370/700)の370が、なぜか2回目の追加ライフ付与時に最大HPに上書きされています。
おそらく表記上の最大HPと、ヒーロー本来の定数的な最大HP、現在のHPがプログラム上ではごちゃ混ぜになっているのではないかと考えられます。
最大HP減少不具合は、<アダプティブ・シールドで>1回目に付与された追加ライフのプールよりも、2回目に付与された追加ライフのプールが小さい場合に発生します。
2回目の追加ライフ付与時に、表記上の最大HPを(1回目の追加ライフ付与時の現在HP)+(1回目の追加ライフ)+(2回目の追加ライフ)と計算しているのかもしれません。
よって、それぞれの追加ライフの効果時間が切れた時に追加されたHPを引き算した結果、表記上の最大HPが(1回目の追加ライフが付与時の現在HP)となっているのかもしれません。
結果として、1回目にすでにHPが削られていると、最大HPが減少してしまったレッキングボールが爆誕してしまいます。
この不具合は自分チームが不利になるだけなので、おそらく悪用する人はいないでしょうが早く修正されることを祈ります。
実はキリコULTのクールダウン減少効果の登場により、レッキング・ボールだけでなく、ブリギッテにも不具合が発生しています。
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